地震による被害と対策(隅棟)
<被害状況>
<対策>
隅棟の棟際は瓦をカットしており、この三角や鱗といった瓦の止め付けが行われていない場合の被害は多かったように思われます。
また、躯体との繋がりがない大回しの工法では、地震に対して耐力がないようです。
また、躯体との繋がりがない大回しの工法では、地震に対して耐力がないようです。
下の写真のように、緊結線で結んでいる箇所だけ、スッポリとズレ落ちている棟も見られました。
棟はそのまま残っているように見えますが、台土が崩壊しています。
<対策>
隅棟も大棟と(基本的に)同じ理屈です。躯体と芯材(上写真:黄、下写真:青矢印)を緊結します。
大棟と同様にパッキン付ステンレスビスで止め付けます。