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建物の外観

建物の外観をどのように見せたいかは、建築主の想いが顕著にあらわれるところであるため、瓦の形状と色の好みがハッキリ分かれてくるところです。
建物の外観を判断するのに、よく、和風・洋風・和洋折衷という分かり難い言葉が用いられますが、厳密な定義が見つかりません。おそらく見た人の主観に頼っているのだと思います。

そこで、ここでは少し妙な表現になりますが、

 1.和風に見せたい場合
 2.洋風に見せたい場合
 3.和洋折衷に見せたい場合

という表現で分けさせて頂きます。下の写真は比較的分けやすい建物だと思います。

概観サンプル

 1.和風に見せたい場合
   ・J形が良いでしょう。
   ・数寄屋建築であれば、いぶし瓦をお薦めしております。

 2.洋風に見せたい場合
   ・F形
   ・S形
   ・スパニッシュ形(受注生産品)
   があります。
      注)産地によっては、作られていないものもあります)

 3.和洋折衷に見せたい
   和洋折衷の定義は難しいのですが、和とも洋とも区別しにくい建物を指すこととします。
   ・J形でも、色と棟の納め方で、洋風に見えます。
   ・F形やS形でも、いぶし瓦を使うと、和風に見える場合があります。
     (好みによって別れるところですので、お客様で判断してください。)


瓦の色

1.一般的なのは釉薬瓦の単色葺きです。

   (産地・メーカーによって色の呼び方が異なる場合があります)

2.落ち着いた風合いを醸し出すいぶし瓦の単色葺き。

  ...経年変化で色が黒ずんでくるのが好みの別れるところです。
  注)黒ずむのが汚いと言う人もいれば、それが良いところと言う人もおられます。

3.数色の瓦を使った混ぜ葺きがあります。

S形混ぜ葺き                      F形混ぜ葺き
S型混ぜ葺き F型混ぜ葺き

    注)J形瓦でも混ぜ葺きは可能です。

4.窯変瓦は、一枚の瓦に窯変模様が入りますので、色合いは一枚毎に違います。

    (閑谷学校の備前焼瓦のような感じです)

    ・メーカーによって瓦の種類と窯変の色が異なります。
窯変瓦1 窯変瓦2  窯変瓦3

   注)窯変・釉薬とも、色の種類の豊富なのは、三州産です。(特注色含む)
   窯変も多種類あり、メーカーによって製造されている色が異なっています。